つらいとおもうことからどうやってのがれたらいいのか。


理解しがたいかもしれないが、時間の流れ方がかわる。
それは、ある日突然、
時速1200km/hの飛行機の窓から放り出され、時速2km/hで歩き出すかのように。
どちらもまわりの速度と同調しない。
一切同調しない。
わたしから見ると、
止まっているか、
見ることすら困難な速さで流れているかのどちらかしかない。
20141218-2.png
誰とも話さない、話したくない、話す必要も無い。
そんなことは想像すらできなかった。
誰かと話す、話したい、話す必要がある。
ひとりで生きたことの無い人間が、
ひとりで生きていくなんて、
できるわけが、
ない。
20141218-3.png
手紙ではない。
インターネットでもない。
電話でもなければ、胸騒ぎだけで伝わる感情でもない。
だれもそばにいないこと。
ひとりでいることは、
想像した以上に早く、終わろうとしている。
終わりたいと願っている。
20141218-4.png
370日をもう思い出すことができない。
あたらしいコンクリをうってもうってもネコが歩いてしまうように、
どちらが海か空か、
じぶんの足と頭がどちらにあるのか分からなくなるような静けさは、
いちども、やってこなかった。
北極限の海の上で白いモンスターにとりつかれた船のように、
まっくらな、どこまでも続く宇宙空間で、
あるのかどうかもわからない光をさがしている。
20141218-5.png
とっくに限界なんてこえている。
はじまりが、限界だったことを、いまやっと理解した。
時速1200km/hでは気がつくはずもない。
すすまない0km/hのときに見上げてみればよかったのだ。
星がうまれたうずまきのように、全てをのみこむ竜巻のように、
もしくは投げ込まれてなすすべもなく回されつづけるブレンダーの中のように。
すべては、
わたしのまえ、うしろ、よこ、うえ、したで起こるできごとであって、
どこにも含まれない。
ひとりで、じっと見ているなんて、とっくに限界をむかえている。
もう見ている必要もない。
めを、
ふかくふかく閉じてしまえば、
なにも見なくていいんだと、
いま、わかりました。
スポンサーサイト