甲斐駒ヶ岳・七丈小屋の全貌公開!PEAKSや山渓より深く七丈小屋を観察してみました![ Nanajyo-koya makes me feel the good old days. There is the Log house in 7th station way to the Mt.Komagatake. ]


山の月刊誌「PEAKS」の2013年8月号、南アルプスの山小屋特集を見ても、
依然としてナゾにつつまれたままの甲斐駒ヶ岳七丈小屋。
食事付きの宿泊は要問い合せとなっていて、
ドコモ、au、ソフトバンク、衛星電話、全てが不通。
ますますナゾです。
どーゆうことかと思いPEAKSに記載されてる電話番号にかけてみると、
北杜市観光協会につながりました。
「予約は受け付けていませんが午後4時前までに小屋に入って受付をすればいい」
とのことでした。
20130810kaikoma-24.jpg
午後4時を過ぎるとどうなってしまうんだ!?とドキドキしながらも、
午前11時半に七丈小屋に着いてしまった。
早すぎたかしら!?
「こんにちわー!」
シーン・・・
「留守なのかな?」「チェックインは3時過ぎないとダメなのかもよ?」
などと錯綜しながら七丈小屋の周りをウロウロする。
20130810kaikoma-29.jpg
ちょっと離れた場所に七丈第二小屋がありました。
こちらにご主人が居るのかも!
「ごめんくださーい!」
シーン・・・
「留守なのかな?」「チェックインは・・・以下繰り返し・・・
20130810kaikoma-30.jpg
七丈第二小屋のテラスは断崖絶壁。
だけども、眺めがすごぶる良いのです。
20130810kaikoma-31-r.jpg
ほら、真正面に鳳凰三山がどーんと!
調子に乗ってテラスで遊んでて物を落としたら二度と取りにいけないので注意ね!
20130810kaikoma-27-r.jpg
冷たい湧水が豊富に流れ出していました。
水質検査表が貼られています。
20130810kaikoma-28.jpg
これが本当の「南アルプスの天然水」です。
ありがたいですね~!
というか、山小屋のご主人は一体ドコ!?
20130810kaikoma-25.jpg
ダメモトで奥の扉をドンドンやってみたら・・・居た!
ご主人がちょっと面倒くさそうに登場。
というか、私たち、山小屋の周りでずいぶんデカい声でご主人を探したり、
「水つめてー!!!」とか言ってたの・・・ぜったい聞こえてたと思うんだけど・・・
なんとかチェックインすることができました。
20130810kaikoma-33-r.jpg
山小屋でまずチェックするのは本!
英語の本がいっぱいあって、読めんけども。
やたら「きのこ」の本が多いです。
20130810kaikoma-34-r.jpg
なんと、七丈小屋は室内でガスバーナーを使っても良いのです。
五ヶ所の木製台の上で!
その木製台がどこにあるかというと、
20130810kaikoma-35.jpg
くつろぎスペースの上り口にそれぞれ蝶盤で取り付けられていて、
つっかえ棒を差して木製台を出現させるという画期的なアイデアです。
厳冬期に室内で火気を使用できるように工夫されていました。
20130810kaikoma-36.jpg
そしてこちらが七丈小屋の夕飯です。
お重にいっぱいのおかずとおいしい白米、そしてなんとキノコ汁が出ました!
4種類くらいキノコが入ったものすごくおいしいお味噌汁でした。
キノコの本がたくさんあったのは、ご主人の愛読書かしら?
しかし!ここ注意!
4時までに山小屋で受付を済ませなければ夕食をいただくことができません。
4時を1分でも過ぎるとアウトです。
たとえば「5人グループの1人が4時前に到着して5人分の受付をしよう
と思っても、それは不可能です。
なんちゅう厳しい山小屋だ!と思うなかれ。
この山小屋はご主人一人で切り盛りしています。
今までわたしが訪れたことのある山小屋は、そこそこの人数のスタッフが
和気あいあいと働いているイメージがありましたが、ここは違います。
全てのことを、一人のご主人がやっている(と思われる)のです。
20130810kaikoma-37.jpg
食堂や談話室があるわけでもありません。
午後5時くらいにテーブルが出現して、おいしそうな夕飯が並べられるのです。
そして夕飯の後は、テーブルを片付けて就寝準備がはじまります。
20130810kaikoma-38.jpg
ご主人が全員分のおふとんをピチッと几帳面に敷いてくれます。
一見厳しそうなルールですが、いろいろな事情を加味すると全て納得できます。
というより、
芯が通ったこの山小屋の主人の態度は「気持ちいい!」とさえ感じさせます。
久しぶりに、こんなに厳しい大人に出会いました。
こんな厳しい大人がたくさん居た頃の日本が「いい時代」だったんだろうな。
親子が名前で呼び合うような友達親子、大反対ですよ、あたしは!!!
ちなみに、毛布はあたたかくてふわふわな京都・西川のダブル毛布!
ここ、ポイント高いですよ!!
20130810kaikoma-26-r.jpg
4時のチェックインに間に合わなかった宿泊者さん、慌てなくても大丈夫です。
豪華な夕食はいただけませんが、カップ麺などがたくさんあります。
お湯もすきなだけいただくことができます。
しかも山小屋にしては安いほうだと思いませんか?
20130810kaikoma-32.jpg
ビールを飲んだ後は「空缶潰し」があるので、これでドンッとつぶして
空缶回収袋にいてれくださいね。

あと、もうひとつ。
七丈小屋の朝食時間は6時半です。遅めです。
おにぎりなどのお弁当の提供はしていません。
早朝に山小屋を出発する人は、朝食を持参するか山小屋で山食を買うと良いです。
「ケガと弁当は自分持ち」
これが登山のあるべき姿なんじゃないかな、と感じさせてくれる山小屋です。
いたれりつくせり登山に慣れちゃってた私たちにはカルチャーショックでしたが、
まったく嫌な印象は受けませんでした。
むしろ、こーゆうのを受け入れられない人は登山をするべきじゃないと思う。
というわけで、自分に登山適正があるのか七丈小屋を体験して見極めてみてね。

関連記事
1.竹宇駒ケ岳神社から黒戸尾根五合目まで登山編
2.五合目から七合目・七丈小屋まで登山編
3.七丈小屋から甲斐駒ヶ岳山頂まで登山編
4. 甲斐駒ヶ岳山頂から双児山を経て北沢峠へ下山編
泊.PEAKSや山渓より詳しい七丈小屋ガイド
集.毎日あるぺん号で行く甲斐駒ヶ竹・黒戸尾根登山:竹橋集合場所情報
帰.北沢峠から広河原を通って甲府駅まで編
スポンサーサイト

薬師峠キャンプ場は冷たい雪どけ水と綺麗なトイレがある快適テン場です。[ Exactly, Here is a Heaven. Yakushizawa Campsite is surrounded with great nature.]


薬師岳山荘直下にはテン場がありません。
ここからのアタックはずいぶんと遠いような気もしますが・・・
「薬師峠キャンプ場」をご紹介します。
薬師峠キャンプは太郎平から下っていった場所にあります。
上の写真中央のちっと右っかわの茶色い部分がキャンプ場です。
201307YakushiTougeCampSite-2.jpg
薬師峠キャンプ場の利用料金は太郎平小屋へ払います。
テント一張500円だそうです。
201307YakushiTougeCampSite-4.jpg
とても立派なトイレがあります。
チップ制なので、ご利用の際は100円程度のチップをよろしくね。
201307YakushiTougeCampSite-5.jpg
水場が素晴らしい。
まさに北アルプスの雪解け水ですね。
ものすごく冷たかったよ。
201307YakushiTougeCampSite-6.jpg
薬師峠キャンプ場の許容テント数は百。
今回の山行のチーヤン隊長は「ここでテン泊練習しようかな」って言ってました。
201307YakushiTougeCampSite-3.jpg
覆面調査員T氏が去年、ここに宴会をするためダケに来たとか。
宴会をするためダケに!
そのくらい「いいとこ」です。
下界の夏は暑いので、テント背負って薬師峠に行きませんか~?

関連記事
夏山登山、折立から薬師岳山荘編
夏山登山、薬師岳山荘でおとまり編
夏山登山、薬師岳山荘から薬師岳山頂編

北アルプスの初夏、薬師岳に登ってきました。【 薬師岳山荘でのおとまり編 】 [ My Summer Holidays in the great Mountain. We stayed at the Mt.Yakushi mountain cottage in the Chūbu-Sangaku National Park.]


2010年に新築リニューアルオープンした薬師岳山荘です。
こじんまりとしていて、きれいで、暖かかった薬師岳山荘をご紹介します。
201307Yakushi-26.jpg
まず、山荘についてチェックインしたら温かいお茶のおもてなしがありました。
この日の外気温は10度ほどだったので、冷えた体に嬉しいね。
201307Yakushi-29.jpg
談話室でほっと一息。
201307Yakushi-30.jpg
談話室でだらしなく岳を読む。
201307Yakushi-31.jpg
しまった!ここでは食べてはいけなかった!!!!
サッと食堂に移動して、今日の山行にカンパイ!
201307Yakushi-27.jpg
地図にスタンプを押しました。
まだ薬師岳ピークをとっていませんが「薬師岳山頂」というスタンプもペタッ!
201307Yakushi-28.jpg
明るくてきれいな山荘でしょ。
アルミサッシが二重になっていて、壁の断熱も高く、小屋の中が温かいんです。
201307Yakushi-32.jpg
「今、雲がはれてて薬師岳が見えるよ」と言われたので外へ。
ど、どれが山頂だか分からん!
一番向こうに見える一番高いところが山頂かな?
201307Yakushi-33.jpg
薬師岳山荘の夕飯メニューです。
おでん、茄子の味噌炒め、マカロニサラダ、トンカツ、冷奴、酢の物、
そして「やくし」と書いてあるオムレツ!
201307Yakushi-34.jpg
おがずタップリでおなかいっぱいになりました!
おいしかったー!
こんなに夕飯がガッツリあるのに、夕飯前にオーダーしてしまっていた「しらたまあんみつ」
201307Yakushi-35.jpg
夕飯後のデザートとして容赦なく出てきました。
すでにお腹ハチキレんばかりでしたが、山の上で食べるスイーツはまた格別です。
201307Yakushi-42.jpg
おとなりのグループは「ぜんざい」を食べていました。
山小屋のいろんなメニューも山登りの楽しみのひとつですよね。
201307Yakushi-40.jpg
おふとんが温かいと思ったら、京都西川の毛布でした。
そりゃもう温かすぎて夜中に布団を蹴り飛ばしていました。
薬師岳直下にはテン場がありませんので、この温かい山小屋がオススメですよ~。
201307Yakushi-36.jpg
乾燥室の一角に更衣コーナーがあります。
というか、この猫のイラストに何度も出くわします。
201307Yakushi-37.jpg
トイレの個室の中にも、この猫が!
そしてトイレに入るたびに「この英文直したい」と思いながらも、
伝えたいと思う気持ちがあるほうが外国人にもきっと伝わるに違いない!
201307Yakushi-43.jpg
夜8時にすでに寝ていたわたしですが、夜中に風の音がすごくて起きました。
窓を叩きつけるように降る雨。時折鳴る雷。
外の様子を見ようと思ってエントランスに行ったらガッチリと鍵が閉まっていました。
朝には雨がやんでいますように・・・とお祈りして再びおやすみなさい。
201307Yakushi-38.jpg
明けて翌朝、おはようございます。
薬師岳山荘の朝食メニューです。
201307Yakushi-39.jpg
氷見で作ってもらっているというミリン干し、金時豆の煮豆、昆布巻き、大葉にくるんだ味噌、
富山県民が大好きなものオンパレードなメニューで、朝からごはんおかわりしました。
小梅ちゃんの梅干とラッキョも食べ放題です。
201307Yakushi-41.jpg
住み着いてしまいたいほどに快適な薬師岳山荘ですが、
GPSロガーの電源を入れて、さ、薬師岳ピークを目指しますか!
ありがとう薬師岳山荘のみなさん、ぐっすり眠れました!

関連記事
夏山登山、折立から薬師岳山荘編
夏山登山、薬師岳山荘でおとまり編
夏山登山、薬師岳山荘から薬師岳山頂編